人それぞれの文章の味わい

mixiを通じて知り合った方がいます。
共通の好きな作家さんがいるということで、マイミクになりお互いの日記を
覗いてました。
その方の文章がとても好きでしたが、ある日から、文書の書き方が
がらりと変わりました。

その作家さんのような書き方になったのです。まねるというよりは、
その作家さんの文章の模写的な書き方です。
書き方が変わってから、その人の書き方に魅力を感じられなくなりました。
私は前の素直な書き方が好きでしたので残念だなと思いました。
「桜梅桃杏(おうばいとうり)」
という古い言葉があります。
桜は桜の、梅は梅の、桃は桃の、杏は杏の、花の咲く時期も、花の形も
香りも違うのと同じで、その人らしい咲き方があるというものです。

その人は、しばらくしてから日記を書かなくなりました。
私もその時々の紆余曲折で書き方が変わったりしますが、やはりそれは長く
続きません。
うまかろうが、下手だろうが、自分らしいく書くことが一番の長続きだし、
慣れだと思います。

また自分らしい書き方で日記を書いてほしいなと願うばかりです。