「キャタピラー」ヒット記念若松孝二オールナイト

今回、自分の記憶にまった〜〜っく自信がないです。
脳味噌の奥の記憶引き出しから記憶を出して書くので、
間違ってたらごめなさい。
ってか、参加した方フォローしてください。

9月18日テアトル新宿で行われた
「「キャタピラー」ヒット記念若松孝二オールナイト」
(正式なタイトルはこれらしい)
に参加してきました。

当日は、0時近くからイベントが開始。
まず、若松監督・芸術家の篠原勝之(くまさん)と
ARATAさんをは始め9名の俳優が舞台に登壇し、トークショー

この9名の俳優は映画

実録・連合赤軍あさま山荘への道程」

に出演したメンバー。
※大西さん、ARATAさん、地曵さん、粕谷さん、
安部さんは「キャタピラー」にも出演。

まず、監督から寺島しのぶさんがベルリン国際祭の最優秀
女優賞を受賞した時の話をしてくださいました。
賞は前日に通達されるそうで。丁度、監督が焼き肉を食べて
いる時に話を聞いたとのこと。
監督はすぐにでも寺島さんに知らせたかったそうで、翌日、
蜷川さんの舞台の稽古中の寺島さんに電話したら、喜びの
あまり、稽古場内をくるくる走り回ってたと後日スタッフさん
から伺ったとはなしてました。

登壇者の挨拶では、連合赤軍で加藤三兄弟の末っ子をやってた
男の子(タモトくん)が大学生ですというと会場から
「成長したね〜」っと、親戚の人のような発言がたくさん
あがってました。オーディションの時は中学生だったそうで、
監督が、タモトくんを選んだ理由が、オーディションでほかの
子役は親が付き添って来てたのに、彼は一人で会場に来たそうで、
監督からこのセリフをいってみろと、連合赤軍の中で有名な台詞
「みんな勇気がなかったんだ」を読んで、決定したそうです。
撮影の時の思い出で、監督が車に乗っていると歩いて帰る
タモトくんがいてびっくりしたそうです。

今回、
キャタピラー」で主人公の夫で、四肢を失った夫の久蔵を
演じた、大西くんは、連合赤軍の撮影で一番、監督に怒鳴られてた
「怒られ組」のメンバーだそうで、それを話していると
ARATAさんが マイクなしで、
「(監督に怒鳴られるのは)誰でも受ける洗礼」
といって皆が笑ってました。
また、大西さんは撮影最後によく怪我するそうで、連合赤軍
クランクアップのあさま山荘のシーンで足首が曲がったり、
キャタピラーでは頭から血を出して病院に搬送され、記念写真には
写っていないそうです。

そんな中、怒られない組だったのが、永田役をやった並木さん。
本当は、びしびし怒鳴られたかったのだが、連合赤軍のでトップの
役柄をやってたので、一番上の役の人間が怒られてたら下の人間に
舐められてしまうから監督にはあまり怒られなかった話してました。

会場からの質問で、
「若松作品にどうやって出演が決まったのかまた、監督と仕事して
やりやすかった部分とやりにくかった部分は」
というのに、対し、ほとんどの人がやりにくい部分はないと答えて
ました。

ARATAさんは、連合赤軍の話を聞いて裏方でもいいので、この
作品に 携わらせてほしいと志願し、オーディションを受けたそうです。

誰だったから忘れましたが、監督がよく
「台本を信じちゃいけない」 と言ってたという話と
タイトルに「実録」と付いているが実際は お芝居の演技なんだ
けど、撮影の時は、監督が自由に演技をさせて
くれたので、自分たちにとっては、まさに「実録」な作品だった
という話が印象的でした。

キャタピラーある意味主役のくまさんは、いきなり監督から連絡が
あって、撮影場所にいったら、赤い着物を着せられてとにかく
つつじを食べろと言われたそうです。
くまさんは、いろんな人に、『いてほしいバカ』と言われてるそうで、
自分は役者じゃないので、その言葉を思い出して何も考えず演じた。
と話してました。

予定を大幅にオーバーしてトークショーが終わり、1時過ぎから
キャタピラー」と「実録・連合赤軍」の上映があり、
朝6時過ぎに終了しました。

連合赤軍のメンバーはいつ、どこに集ってもあの時同じ釜のご飯を
食べたり、過酷な撮影を乗りきった仲間の絆は色あせず、ちょっと
したことで、自然にみんながみんなを気遣う姿が仲間っていいな
って思いました。